🍀君は光るダイヤモンド

霧矢あおいをよろしくお願いします。

SHINING BLUE*/@piyotori【芸カ19本感想】

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霧矢あおいに憧れてアイドルを志した少女:和葉が、霧矢あおいとの交流の中でアイドルになることへの不安や葛藤を乗り越えて、アイドル界に踏み出すまでを描いた作品。

 

アイカツ!を象徴する概念である"憧れ"。

本編の軸となる憧れのバトン="SHINING LINE"は、マスカレードから美月に、美月からいちごに、そしていちごからあかりに脈々と受け継がれてきました。このバトンこそアイカツ!という長きに渡る物語を一つの大きな作品としてまとめあげてくれています。

ではこの最大のエモーショナルであるSHINING LINEについて、霧矢あおいが手渡したバトンはあったか?と問われると本編中には描かれていません。描かれていないんですよ。そうなんですよ大変なことじゃないですか大変なんですこれが。

そんな本編中に描かれることの無かった「霧矢あおいのSHINING LINE」。それを当作"SHINING BLUE*"は描いてくれました。

 

 アイドルとしての在り方に悩む和葉にあおいちゃんがかけた言葉は、「誰と何をしたい?」でした。

なるほど、私の持っていない考え方だなぁと感心しました。流石いちあおLOVEは伊達じゃ無い。

『誰かのために頑張れる』。それが霧矢あおいというアイドルであり、霧矢あおいという女の子です。アイカツ!season1,2ではいちごのため、そして友達のために奮闘するあおいちゃんの姿が幾度となく見られました。彼女にとって 「誰かのために頑張る」というのは、「自分のために頑張る」に等しい価値があるように伺えます。

 

「あおいちゃんに憧れて」

「みんなと輝きたくて」

「ただ、どうしたいのかわからなくなっちゃって」

そんな思いを持つ和葉に対して、あおいちゃんはどこかシンパシーを感じたのでしょうか。まるで、自分はどんな存在なのか、自分はどんなアイドルなのか、と悩んでいた過去の自分を振り返るかのように。

だからこそあおいちゃんは今の自分を作り上げてくれた物を和葉に伝えたのだろうと捉えました。憧れのバトン"SHINING LINE"が紡がれた瞬間です。控えめに申し上げてとても好き。

 

piyotoriさんが持っている霧矢あおい概念を強く感じ取れたな〜と思っています。本作の霧矢あおいの基盤は、いちごやSoleilといった誰かを支え、誰かと共にあること。そうすることで自分も輝けるし、みんなも輝ける。縁の下の力持ちらしい在り方であると納得しました。

 

あおいちゃんに憧れる女の子が「あおいちゃんみたいになるにはどうしたらいいか」と解いた時にあおいちゃんが返す答えは、自身が"アイドル霧矢あおい"として大切にしていることになるでしょう。

霧矢あおいのようになりたいのであれば、霧矢あおいという存在の核を教えるのが一番です。

これこそ霧矢あおいのアイドル像を浮かび上がらせるに相応しいアプローチの一つであり、舌を巻きました。霧矢あおいさんの解像度が上昇したように思います。本当にありがとうございました

 

 

あと文脈外の細かいところ。

・和葉ちゃんのビジュがラブ。青髪ショート良い(青髪DDでゎない)。

・最初のページのお手紙、もしかしなくてもあのファンレターですよね(ここで心臓止まった)。

アイカツ!第1話オマージュにやにやしました。いちあおとの立場逆転がまた面白いですね。

・一度見たアイドルは忘れないあおいちゃん好き、、、

・大スター宮いちご祭り特典映像見たすぎて暴れ狂いました。

 

 

以上。とっちらかった文章ですみませんでした!ブログはブログでうまいこと文章量決められなくて難しいですね〜。

 

というわけでpiyotoriさん芸カお疲れ様でした!

開場前も御本を購入した時もその後ご挨拶に窺った時も長々とスペース前で話し込んでしまい失礼しました…!霧矢あおいちゃんの可愛さに免じてどうか御容赦を_(:3 」∠)_

宣言通り真っ先に読みましたし、感想も真っ先に認めさせていただきました。

今度はこちらの番ですね…!俺も今あおいちゃんに真剣に向き合っているところなので頑張りますよ〜〜〜(新刊取置き乱入めっちゃ面白かったです)。

 

改めて、素敵な作品をありがとうございました。あおいちゃんへの愛と真摯さが伝わってきました。またの作品も楽しみにしています!

 

鶴🍀